2016年 09月 06日
スコットランド議会堂 |
エジンバラで見逃していた建築。エンリック・ミラーレスの最後の作品。エジンバラ政府の議会堂だ。2000年に45歳という若さでガンで亡くなった彼の遺作だ。スコットランドの象徴ともなる施設だ。カタルーニャという地域はやはり天才を生む。このエジンバラという古都、隣に立つ王宮殿の景観をもろともしない。それだけ造形に力と意味と人間味が出ている。スコットランド文化の象徴とされているヘンリー・レイバーン の「スケートをする牧師」というメタファーが随所に使われている。昨日の軽い工業建築を見た後だけに余計に印象に残った。それにしても彼が亡くなった後、事務所スタッフは4年かけてこのプロジェクトを完成させた。彼と共有した深い意思があったのだろう。














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by giuseppe2014
| 2016-09-06 04:11
| 海外